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About hypertension

高血圧とは

血圧140/90mmHg以上あること。一般症状として、肩こり、頭痛、耳鳴り、痺れ感などが知られるが、多くは全く自覚症状を持たない。一過性であれば、健康に大きな影響を及ぼすことはないが、頻繁に起こったり、血圧が高いままであると、動脈硬化や心血管病のリスクを高めるといわれる。


Case of hypertension

高血圧のケース


Chief complaint

主訴

60代、女性。元来血圧は低く、立ち仕事にもかかわらず、98/60程度、高くても110以下だった。4年前、脳腫瘍が疑われ、精密検査を受けた。その際の血圧は150~160/90で、「何で私が150もあるんだろう」と大変驚いた。以来、血圧が高めに測定されるようになる。血圧にまつわる自覚症状は特にない。血圧が従来より高くなっているのは事実だが、これが問題のある血圧なのかどうか疑問を感じている(血圧の基準値が昔と今と違い、高血圧の定義が変わったため)。他疾患で通院加療中のため、高血圧に服薬を提案される状況。不要な薬の服用は避けたく、血圧降下剤の不要論も聞くので、出来ればホメオパシーで対処したい。

主訴の経過

 年月 症状詳細
  元来血圧は低く、立ち仕事にもかかわらず、98/60程度、高くても110以下だった。
 2014年 脳腫瘍の疑いで脳外科外来受診。外来設置の測定器で150~160/90。以来、血圧が高めに測定されるようになる。
 2018年3月 初旬、脳外科外来受診時の血圧も同様に高め。中旬、他科受診時の血圧も156/86。初旬も血圧が高めと伝えると「悪い事は打ち消していきましょう」と降圧剤を処方されたが、飲まずに様子をみている。
 2018年4月 中旬、運動施設に設置された測定器で156/87。血圧にまつわる自覚症状は特にない。受診時に「降圧剤の副作用がある」と医師に伝え、投薬は中止された。

 


Used Remedies

使用レメディー

Acon. Carb-an. Rhus-t. Syph. Tub-r. 他

Reason for selection

選択理由

医師の診察・検査・治療を受けていただきながら、下記視点に基づいてレメディーを選択、それぞれ適切なポーテンシーで使用。

  • 急なつらい症状に合うもの
  • 高血圧他、ご本人様とご家族様に共通する症状傾向に合うもの
  • 各レメディーへの反応をサポートするもの

 


Result

結果/血圧の推移

   年月  血圧(mmHg)  
 ご依頼前  2014.  150~160/90  I度高血圧
   2018.4  156/87  I度高血圧
 初回後3日目  2018.4  120/70  至適血圧
    4週目  2018.5  120/76  至適血圧

 

参照/血圧の基準値

  収縮期   拡張期
至適血圧 <120 かつ <80
正常血圧 <130 かつ <85
正常高値血圧 130~139 または 85~89
I度高血圧 140~159 または 90~99
II度高血圧 160~179 または 100~109
III度高血圧 ≧180 または ≧110
(孤立性)収縮期高血圧 ≧140 かつ <90

 


Report from client

お客様のご報告から

 初回後 血圧が気になっていた件、すぐに下がりました。レメディーを飲み始めてから130以上にはならなくなりました。

 


Consideration

考察

長年医療に従事された方。健康管理に関する知識を持ち、観察に長けている。心身や生活状況の十分な観察・報告に加え、暮らし方や考え方を整理、ご自身を労わるようになられたなど、改善をレメディー任せにしない姿勢が、生活習慣病に分類される高血圧の速やかな改善を導いた。このように、ご職業柄培われた能力は、症状改善に寄与する一方で、各検査結果から疑われる疾病や予後を容易に想定させ、心理的負担を増幅させてもいる。高血圧のきっかけの一つに、ストレスが知られる。ストレスへの対応として、健康相談の話中、「想定は脇に置き、実際にあること=事実に注目する」手法を実践的に示し、お持ちの能力から生じる心理的負担の漸減、症状悪化要因の除去と、症状の落ち着きを目指す。


Reservation

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ホメオパシー健康相談は、お一人お一人の症状に沿って、症状全体に合うレメディーをお探しするものです。そのため、同じ病名の方に、同じレメディーを用いるとは限りません。上記レメディーを使用して生じたことがらに対する責任は負いかねます。ホメオパシーセルフケアの範囲を超える症状は、ご自身で対応せず、ホメオパスにご相談ください。