秋☆皮膚のマザーチンキ

みきです♪
今日は秋に養生が勧められる臓器のうち、皮膚に親和するマザーチンクチャーのマテリアメディカをご紹介します。

*健康上の問題を抱えている場合、何か重篤な病気ではないかと思われる方は、医学、栄養学、心理学などの、専門家の指導・相談・助言をお受けになることをお勧めします。
*ハーブ製品は医薬品ではありません。以下のご紹介は、ハーブ製品を有効にご利用いただくための目安としてご覧ください。
*複数臓器に親和するMTも多いのですが、よく使われるものをご紹介いたします。

~皮膚に親和するマザーチンクチャー~

★アーニカ(Arn.φ):
浅黒くしみだらけ 些細な傷が全て青黒いシミになる
非常にいたいニキビや小さなせつの集まり 再発性のせつ
対称的に出る発疹
点状出血 丹毒 とこずれ
遊走性のちくちくする痛みとかゆみ;かいた後、どこか他の部分のかゆみ
太股のよう
外科手術 虫さされ とげ

★ベリス・ペレニス(Bell-p.φ):
一般的に傷の草として知られる
あらゆる部位のせつ
斑状出血
腫れた部位は接触に敏感

★カレンデュラ(Calen.φ):
傷、やけど、感染症、潰瘍に
すべてのバランスをとることを促進
止血、抗菌、収斂、抗炎症作用がある
肉芽腫、びらんができやすい人によい
授乳時の乳頭切れ 痔の出血 潰瘍(潰瘍性大腸炎) 口角炎
口の開いた、破れた、切れた、裂けた、ぎざぎざの、化膿している傷;極端に損傷と不釣り合いに痛む傷の治癒に
健常な肉芽形成と迅速な治癒の促進
壊その予防
膿血(症)を防ぐ
やけど
出血;頭部の傷、抜糸後 止血作用はアーニカに勝る
出産時に出血が多い場合は、アーニカとカレンデュラがよい
Calen.をお湯に滴下し、産後、患部にあてがうと患者をとってもいやす
会陰切開後など、排泄後にカレンデュラのスプレーで拭くと、菌が悪さをしないようにしてくれる
耐えられる程度に熱めの湯のほうが効果的
黄色い、鳥肌がたつ皮膚

[肉芽再生力]
いかなる再生にも高次の力=カレンデュラが必要。
傷口、潰瘍が治らない時は、「自我」にとらわれていないか考えてみること。
健全な肉芽再生力を持つカレンデュラをとると、 高次の力により、心を清め、肉体を再生できる。
神は植物を人間のために作ったことを忘れないこと。

[キク科]
キク科の植物は、傷によくあい、心のいやしにもあう。
高次のアストラル体=愛と関係する。
これらをとることで、「気」が活性化され、穏やかで力強い人間になることができる。
中でも、カレンデュラは、植物の持つ活力、集合意識が強く、みなで助け合い、どんな環境にでも適応できる柔軟な心身を持っている。
その集合意識は、個体だけでなく、花そのもの、何十にも波打つように重なる花びらに見ることができる。
その形態はバイタルフォースが波打つ姿でもある。

[光とシリカの力]
オレンジはインドの色であり、観音の色。
命を持ちこたえ、不死、生命細胞を保持する象徴。
オレンジ色を作るカロチンは、光とシリカからできていてそれらが傷を治す。
シリカがないと老廃物が外に出られない。
シリカはコラーゲンを増やし、皮膚に光沢を持たせ、傷を治し、傷跡を早く消す作用を持っている。

[肝臓・胆嚢]
胆嚢を活性化、胆汁の流れを促進し、下痢が止まること、怒りがおさまることの助けになる。
ホメオパシー版抗生物質。
肝臓にたまった怒りは、胆嚢にまで達すると、胆汁が濃くなり、胆石を作るようになる。
すると、ふつふつと沸き上がるような無念さや怒りが次第に心を飲み込み、怒りにとらわれ、行動を起こせなくなる。
カレンデュラは、できたしまった石を溶かして、胆汁を流し、栄養吸収を高める。
物事にとらわれず、この世の目的・やるべきことをさっさとやれるようになる。

[ほか]
湿気た冷たい天候で悪化し、からりとした太陽を好む。
花のしぼむ夕方に悪化し、太陽に当たると好転。
大した傷でもないのに傷む人(病理が深い)。
傷つきやすく、人の心がわからなくて人を傷つけたり、自己治癒力に自信がなく、薬をとろうとする。
過去に受けた心身の虐待から、怒られたり非難されることに敏感。

カレンデュラMTの水割りがお勧め。飲むと体が温まる。
胃潰瘍、のどの潰瘍、咳に血が混ざるとき、体に潰瘍があるとき

★ヤマブドウ(Berbereis-aquifoliumφ):
皮膚に影響
乾燥し、ざらざら、うろこ状、吹き出物だらけ
頭皮、顔、首にかけての発疹
にきび 乾せん
肌の色をよくする
低血糖 血液循環の問題
冷え、利尿、止血、慢性腎炎、慢性肝炎、胃の中の熱感
血液循環や低血糖の改善により、幸せな気分になる
制ガン・抗酸化作用のあるポリフェノール、カテキン、リンゴ酸、クエン酸、カルシウム、アントシアニン、鉄などを多く含む
植物鉄は消化吸収が高いので、妊娠中によい
妊娠中にはほかに、アーティカウーレンMTとサルタナレーズン(黄緑色の干しぶどう)も勧められる。

★アーティカ・ウーレン(Urt-u.φ):
刺されるような、焼けるような痛み
出血
熱湯、ハチ刺され、母乳の抑制、蕁麻疹の悪影響
かゆみ、赤い斑点ができる
毎年同じ時期にできる蕁麻疹 リウマチを伴う、リウマチと交互に生じる、貝類や甲殻類の飲食後
小水泡
ひどい灼熱感とかゆみを伴う1度の熱傷、火、熱、腐食剤、熱湯、湯気による
アトピー

[参考文献]
S.R.ファタック(2010)「ファタックのマテリアメディカ」(ホメオパシー出版)
ホメオパシーとらのこ会(2008)「Oasis 41号」(ホメオパシーとらのこ会)
ホメオパシーとらのこ会(2009)「Oasis 46号」(ホメオパシーとらのこ会)
由井寅子監修 東昭史著(2011)「心と体にやさしい薬草入門」(ホメオパシー出版)
RAH講義ノート

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