Cham./カモミラ☆わたしを救ったレメディー#ホメオパシーバトン

 

「わたしを救ったレメディー」
Cham./カモミラ(ジャーマンカモミール)


 体・心・暮らし・生き方を楽にする療法家。ティアラ 日本ホメオパシーセンター渋谷笹塚交差点 ホメオパス・心理透知家・美的収納プランナーの佐々木美紀です。

「わたしを救ったレメディー」というお題から、私の「ファーストレメディー」について紹介します。40年にわたる長い長い話ですが、もしよかったらお付き合いください。



 私が「ホメオパシー」という言葉と出会ったのは1980年。当時私は、ポプリやハーブの本にハマっていました。図書館で片っ端から植物の本を借り、ハーブショップ「生活の木」の通信販売パンフレットが宝物。

「いつか原宿のお店に行きたい♪」

と、チラシ一枚まで大事に大事に読み込んでいました。それらの中の一冊に、植物療法の一つとして「ホメオパシー」と書かれていました。

「ホメオパシー?」

 その言葉がなぜかとても印象に残り、図書館のレファレンスを使って調べましたが、それ以上のことは当時は分からず。

「ホメオパシーってなんだろうなぁ」

という疑問は、長く解消されませんでした。



 2000年、向精神薬の摂取によるご覧の通りの体調不良がピークを迎える直前。絶妙なタイミングで何度も私を助ける親友が、

「みき、ホメオパシーって知ってる?」
「みきにいいかも知れないよ」

と話し、20年ぶりに「ホメオパシー」という言葉を耳にしたのでした。

 すぐさまMacでネットサーフィン。Googleは日本では一般的ではなくて、Infoseekで検索したんじゃなかったかな。ニュースになったほど当時話題だったドラッグストア、銀座の「Boots」で、「ホメオパシー」の取り扱いがある、と見つけました。
 夫に銀座まで連れていってもらい、ふらつく体、朦朧とした頭で見つけたホメオパシーの棚。そして、困惑。

「こ、これ?」
「この単語は何?」
「これ、全部違うの?」
「どれを買えばいいの?」
「どう使うの?」と、???の嵐。

 日常会話もできなくなる直前の思考力では検討お手上げとなり、諦めて帰宅。
 20年の間謎だった「ホメオパシー(のレメディー)」は目の前に来たのに、出会いを逃しました。運が悪い?(笑)

 その後、向精神薬の種類が短期間でどんどん変わり、量が増え、起き上がれず、まともに話せなくなりました。10年以上も続いた寝たきり生活の始まりです。
 幸か不幸か、寝たきりで通院できないうちに手元の薬を飲み切り、突然断薬することに。
 その後、夫の尽力で出会えた老練の精神科医による精神分析療法に治療を切り替え、助けられて、徐々に軽い生活を送れるようになります。

 2006年、第一子出産。
 心理学専攻の私は、子どもの様子に不自然さを感じ、iモードで様々検索。その時再び「ホメオパシー」という言葉を見つけて、親友に連絡しました。

「ねー、前に教えてくれた、『ホメオパシー』のこと、もう一度教えて?」。

 連絡したいきさつを話したところ、

「わかった、送る」

とすぐさま届けられた、ひとかかえもある段ボール箱。そこには、彼女がそれまで学んだ本、講座資料、30Cのレメディーキット、200Cのレメディーキットが入っていました。

「みきなら読めば使えるから」
「まず資料を読んで」
「手元のホメオパシー関連、全部送ったから」

と、友人。慣れない育児の合間に、すべての資料と本を熟読。

「ここに書かれていることが本当ならいいなぁ」
「でもそんなことあるのかなぁ」
「これ、飲んでも大丈夫なのだろうか?」
「飲んで何か変なことになったらどうしよう」
「もし使ってみるならどれだろう?」

 各書類のマテリアメディカを比較しながら迷うこと1ヵ月。

「彼女が言うんだから、悪いようにはならないだろう」

 恐る恐る初めて摂ったレメディーがCham./カモミラでした。

 当時困っていた症状は「激しいイライラ」。ある日、それがピークに至ったとき、「今だ」とレメディー瓶を手に取りました。
 不慣れな手つきで取り出した1粒が舌下に触れる瞬間。コントロール不能な強い衝動が、一瞬にして消え去り、体と心に、それまでの人生で感じたことのない静けさが訪れました。

「私と子どもは、これで救われるかもしれない」。

 そう感じたことを、今もよく覚えています。

 Cham./カモミラは、「激しいイライラ」という当時の症状からセルフケア的に選んだものでした。ホメオパスとなった今振り返ると、なかなか的を射たレメディー選択をしていたんだなと我ながら驚きます。

・私は子供のころから沢山の痛みを抱えてきました。
歯痛、吐くほどの片頭痛、寝込むほどの生理痛
・いずれの症状に対しても、山ほど鎮痛剤を摂取。お徳用鎮痛剤一箱が1ヵ月持たない程でした。
・さらに上述、向精神薬の多種多量服薬と、副作用による命の危険、その後長期にわたる体調不良。
・そして当時、私は、イライラ過食といった衝動的な行動に困っていました。
・また、コーヒーを、終日、浴びるように飲んでいました。
・それは、コーヒーを飲むとたいてい症状が楽になるからです。
・困っていた症状は、慢性症状の急性化、薬による影響という両面から、動物・植物由来のレメディーがまず勧められる場面です。

 ……ね。Cham./カモミラは選択肢の一つですよね。
 上記背景・症状なら他にも、Nux-v./ナックスボミカやCarc./カシノシンといったレメディーが選択肢に上がります。しかし、それらのレメディーにはなく、Cham./カモミラにだけある大特徴。それは、

抱っこで好転

 小さいころの親戚との集合写真を見ると、どの写真でも私は、祖父か父の膝に座っています。
「いつも機嫌がよく、誰に対しても愛想よい子供だった」と両親や親戚から聞いてましたが、それは、私は常に誰かに抱っこしてもらえていたからかもしれませんね。

 Cham./カモミラのヒットにより、友人が手渡してくれたホメオパシーは「本物だ」と体験。
 夫と義父の夜の咳にDros./ドロセラ、子どものしゃっくりにIgn./イグネシア、と、試しに家族に選んだレメディーが次々ヒット。
 そのおかげか、家族からの理解と承認をすんなり得て、CHhom学長 由井寅子先生、日本ホメオパシーセンター東京本部 上村悦子先生のホメオパシー健康相談のお世話になりました。

 先生方のご尽力により、自身と子どもの「病院では治らない」「特段の治療法や薬があるわけではない」症状改善のきっかけをいただきましたが、精神症状は言葉で説明することがとても難しい。
 そこで自らのレメディーを自らの手で探そうと、当時、日本語に翻訳されていた全ホメオパシー書籍を読破。どうしても、ホメオパス限定の書籍が読んでみたくなりRAHに入学、現在に至ります。



 Cham./カモミラには後日談があります。
 ファーストレメディーが大ヒットした数日後、それまでと比べて弱めの衝動が生じた際、再びCham./カモミラを摂取。さて、みなさま、このとき私はどうなったと思われますか? このときもCham./カモミラがヒットしたと思われますか?

 実は、この2回目の摂取後、これまでにないほど強い衝動が生じて大慌て。

 なぜなら、Cham./カモミラは交互作用をもつレメディーの一つ。交互作用とは、「レメディー選択が合っていても、いったん症状が強くなる場合があること、いったんひどくなったように感じることがあること」を言います。

 それを知らなかった私は、「レメディーが間違っている?」と錯覚。本を読み、症状に合わせてIgn./イグネシアを選択してその場を収めましたが、ホメオパスであればここは「もう一回Cham./カモミラ!」と提案する場面です。

 この経験から、お客様方へのレメディー提案は、症状以外のレメディーの特徴も心に留めて行っています。レメディー使用後に症状の変化があった際も、レメディーを慌てて変更などせず、慎重に検討するよう心がけています。

 ホメオパシーのセルフケア書籍各書は、いずれも、レメディーの症状像が丁寧に説明されています。書かれている通りに読み、読んだとおりに行えば、ファーストレメディーでもこのようにヒットさせることができます。

「ホメオパシーは難しい」
「マテリアメディカは分からない」

と、くじけそうなところを、もうひと踏ん張り! 慌てず、説明をじっくり読み、毎日の健康管理にお役立てくださいね。



 以上、長い話にお付き合いいただき、ありがとうございました。みなさまの健やかな日々を祈念いたします☆(´人`)

ティアラ 日本ホメオパシーセンター渋谷笹塚交差点
心理透知家・ホメオパス・美的収納プランナー/佐々木美紀


[参考]
カモミラ Cham.でもっとイライラしたらリピート!☆レメディーの交互作用
https://tia-ra.jp/blog/chamomilla-remedies-with-interaction/



ティアラ
日本ホメオパシーセンター渋谷笹塚交差点
https://tia-ra.jp

Cham./カモミラ☆わたしを救ったレメディー#ホメオパシーバトン” に対して2件のコメントがあります。

  1. 安田鏡子 より:

    美紀さんは、ご自身の体験・経験を通してホメオパスとしての仕事をされているので、深く幅広くご提案できるのですね。
    とっても心強いです。
    これからも、ご自身の体調と折り合いをつけながら、相談者の側に立った生きたアドバイスを期待致しております。

    1. 佐々木美紀☆ホメオパス・美的収納プランナー♪ より:

      鏡子さん、コメントありがとうございます。
      今の時代、ホメオパシーを選ぶ方は、どこを受診されてもどうにもならない症状をお持ちだったりしますね。
      そうした方々も変化を手に出来る、確かなご提案ができたらと研鑽を積んでいます。
      楽な体、心、暮らし、生き方をされる方がますます増えますように☆(´人`)

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