About cystitis
膀胱炎とは
細菌感染による膀胱粘膜の炎症。主に、尿道からの上行性感染で、大腸菌など、グラム陰性桿菌によって引き起こされる。圧倒的に女性が多く、再発を繰り返す人も。
Case of cystitis
膀胱炎のケース
Chief complaint
主訴
70代、女性。「理不尽」と感じたある出来事の後、突然、膀胱周囲に違和感、痛み、断続的な尿意と残尿感、頻尿が生じた。以前にも繰り返し経験している症状で、当時たびたび受診、膀胱炎と診断され、服薬した。
主訴の経過
年月 | 症状詳細 |
27~36歳 | 膀胱炎を繰り返す<過労時。↓服薬。 |
70代 | 近日に控えるイベントの打ち合わせに際し、「理不尽」と思う出来事があった。以来、その件が気になる。 |
翌々日、午前8時ごろから、突然、膀胱炎様症状の再発(数十年ぶり)。膀胱周囲の違和感、局所の痛み。断続的な尿意、尿意の割に排泄できない、なんとなく残尿感があるため少ししたらまたトイレへと頻尿に、排尿後楽になる。 |
Result/Report from client
結果/お客様のご報告から
事実整理1 | (「理不尽さ」について、エピソードを具体的に聴取) イベント関係者から、準備について「丸投げ」と言われた。「思ってもいないこと」「ガーン」「酷い」「何もわかっていない」「理不尽」「なんでぇ~」「なんでこのようになるのぉ~」「心外」「この方に何を言ってもしようがない」という感情を抱く。 |
事実整理2 | (実際にあった出来事の整理) イベントは、前任者の自分が発案。その具体的な計画は昨年度中に作成しなかった。現責任者はあまり行動せず、メンバーは責任者からの指示待ち、打ち合わせは皆無、当日は出たとこ勝負という準備状況。見かねた関係者から「丸投げ」という趣旨のメールが届いた。 (出来事に際して考えていたこと) 当該イベントは形骸化していたため、実質的なものに変更しようと提案。現任者が自由に活動できるよう、前任者である自分は、問われたらサポートする心構えだった。漏れ伝わる準備状況にイライラ、ハラハラしつつ、ジッと我慢していた。 |
検討の提案 | ・他者の立案した企画を、詳細なしに実施することは、誰にでもできることかどうか。 ・代理が立てられない作業は何か(連絡、具体案作成、イベント実施、など)。 |
認識の変化 | (事実整理によって生じた気付き・認識の変化) 「具体的なことを作るべき、と(関係者に)言われたのは、反省点」「今、美紀さんにこう問われて、考えてみたら、誰も私が言うイベントの必要性?を感じていなかったのかも」「イベントの必要性を誰しも思うと独断してしまったのがいけなかったと反省しております」。 |
行動プラン | (行動プラン立案) 「丸投げ」につき、「誤解されているのが心外です」と伝え、少し動くことにした。旧委員への連絡は私がすることを現任者たちから了解をとり、行った。 |
体調の改善 | 当初(今朝)は、尿意の割に排泄できませんでした。なんとなく、残尿感があるような。それで、少ししたらまたトイレへ。というような感じでした。それと、局所にちょっと痛みを感じました。ところが、現在、美紀さんへのアンケート回答等と、委員への連絡等をしているうち、今、トイレに行ったのですが、普通(の量)に排尿できるようになりました。色は、日中の普通にトイレに行った時よりはやや濃色です。少し残尿感があります。今朝の症状の後の朝食だったのですが、特に変わりなく普通に摂りました。あえて、食べたい、飲みたいと感じたものはありませんでした。 |
ご感想 | 的確な交通整理をしていただき、スッキリしました。 そうですね。そのような見方で、現委員の人たちを見ると、確かに自分に置き換えてみて、無謀な要求・期待をしていたように思います。悪いことをしたな、と反省してます。 メンバーの方から言われた時は、理不尽な、と思ったけれど、一点、ウィークポイントを自覚しました。まさにそこを、美紀さんに見事に指摘されました。美紀さんに言われて、ハッと目が覚めたようです。ありがとうございました。 レメディーの件、了解致しました。早速、試みてみます。早速のご丁寧な対応、本当にありがとうございました。 |
レメディー摂取 | ご提案のレメディーを摂取しておりますが、お陰さまで、症状の方は落ち着いております。が、もう少し続けてみるつもりです。 |
2日後 | (イベント当日) 午前3時頃、突然尿意を催してトイレに行くも、尿意の割にはあまり出ず、3〜40分ほど忸怩たる思いでおりました。 |
5日後 | 上記症状、経過を経て、昨日くらいから少しずつ落ち着いて参りました。今朝からレメディをやめ、様子を見ておりましたが、特に異状が認められないので、ご報告させて頂きます。 |
Consideration
考察
感情の乱れによる急性症状が「心の整理」により緩和した事例。感情にまつわる出来事を、事実に沿って整理したところ、出来事、関係者、自身に対する認識が変化。それにより感情が落ち着き、レメディーを用いずも症状が緩和された。
一方、関係者の感情の乱れがメール内容や事実整理から伺え、症状悪化タイミング、透知により、他者の感情の影響がみられる状況と判断。症状の同種かつ状況の同種のレメディーとして、一般に、同症状に対して選ばれることの少ないレメディーを選択したが、速やかな変化を得た。
また、既往症状が数十年ぶりに再発したのは、「炎症しやすい」傾向をご自身やご家族に共通して持つため。その傾向への対応を健康相談で引き継ぎ、再発しない心身を目指す。
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ホメオパシー健康相談は、お一人お一人の症状に沿って、症状全体に合うレメディーをお探しするものです。そのため、同じ病名の方に、同じレメディーを用いるとは限りません。上記レメディーを使用して生じたことがらに対する責任は負いかねます。ホメオパシーセルフケアの範囲を超える症状は、ご自身で対応せず、ホメオパスにご相談ください。