急性レメディーの選択技法☆レメディーヒットの土台2

で。

>あー、これみんなに見せたいよ(笑)
>みきさんここのやりとり、ブログにしませんかねー?(笑)

と、
めいちゃんがリクエストをしてくれた(おそらく)本題へ。

みきです♪

実は、
インフルエンザでホメオパシー の状況後、
今後の安全なセルフケアのために、
ちょっとした助言をさせていただきました。

それは、ホメオパシーセルフケアのもう一つのポイント。
「レメディー選択は観察された事実に基づいて」について
今日は書いてみようと思います。

めいちゃん
なんだかディスっているみたいな記事になってごめんね。

今日もこちらからご覧ください。

【ベテランホメユーザーさんからの報告】

めいの日記
インフルエンザでホメオパシー より

1.30日の昼前位からキキがお腹が気持ち悪いなぁ~と、胃のあたりを指さし、コタツに横になり。

2.昼ご飯をキャンセルし、コタツで布団かぶっているのに、後ろ(背中)がゾクゾク寒い~と言い出す。
まだオデコや体は全く熱くない状態。
⇒ジェルセミュウムをとらせ、私は即コンビニへ。ミネラルウォーター等買込み。

3.頭が痛い、骨が痛い、寒い!苦しい~!!
コタツから動くのが寒くてイヤだ(実家は極寒なのです汗)
お布団になんとか移動したところで、
本人からとりあえずベラドーナちょうだい。
頭がズキズキ痛いの~!(早くも38.5度)
(さっきのレメディー飲んだ後から)なんか目が変なんだけど…と。
⇒本人がご所望のベラドーナと、ユーパトリウムで水ポを作りました。

4.ここでキキはトイレ(小)に行き、階段降りれないよぅうああんとヘナヘナに。
しかもいきなり汗だく(すっっごく臭い)

【1.~2.の報告を受けて】

1.2.の報告から抜粋整理すると。

1.
いつから :30日の昼前頃から
どこが  :お腹が、胃の辺り
どんな風 :気持ちが悪いと
      横になり(そうすると楽なのか?

2.
いつから :31日、昼ご飯をキャンセルし
どこが  :後ろ(背中)が
どんな風 :ゾクゾク寒い~と
      コタツで布団をかぶっている(そうすると楽なのか?
      オデコや体は全く熱くない状態

⇒ジェルセミュウムをとらせ、

 ・
 ・
 ・

んんーーーーー?
それ、ジェルセミウム(と同種の症状?)かなー???
って、もう飲んじゃってるわけだよね、そうか・・・。
と思いながら報告を拝読。
キキちゃんは眠っているとのことから、
同レメディーをリピート摂取する可能性も低かったため、

「セルフケア相談は年末年始も通常通り承っていて、
 既に他にも数人、ご不調の方に対応しています。
 何かあればご遠慮なく」と返信。

【4.の段階からSOSとなり】

同様に、4.の報告から抜粋整理。

4.
いつから :トイレ(小)に行き
どんな  :ヘナヘナに
      階段を降りられない
      汗だく(すっっごく臭い)

 ・
 ・
 ・

コタツで布団かぶっているのに
背中がゾクゾク寒い
⇒ジェルセミウム
⇒ズキズキする頭痛、骨の痛み、発熱(38.5度)
 何か目が変
⇒ベラドーナ、ユーパトリウム
⇒熱は下がったようだけど、
 排尿後、ふらふら。
 汗だく

 ・
 ・
 ・

いやまて。
排尿後ふらふらって???
 
3.
いつから :(さっきのレメディー飲んだ後から)
どこが  :目が
どんな風 :変

 ・
 ・
 ・

あー・・・。
(2.で、
 ジェルセミウムが部分的にしか合っていない選択をされ、
 プルービングしている可能性があると踏む。
 キキちゃん、エネルギーに敏感なタイプなので、
 合うレメディーはよく作用するし、
 合わないならそれなりのことが起こる。
 飲む前に相談を受けていればお止めして、
 違うレメディーを提案させていただいたんだけどなと
 プロとして悔やんでいる「あー・・・」。)

 ・
 ・
 ・

そして、事実を確認。
「ジェルセミウムの前は、ふらふらしてた?」

「最初胃が重い?で、歩いて布団はいるのきつい、動けないって言ってたかな。」

 ・
 ・
 ・

(胃が重くて、横になっていて、
 背中がゾクゾク寒くて、コタツで布団をかぶっていて
 動けなかったようだけど、
 現状の、脱力、虚脱、消耗して動けないって言うのとは
 ちょっと違うな。やっぱり・・・)

【本来ならここで】

使用しているレメディーをすべて休止。
休止後、残る症状の報告を伺い、
その症状に合うレメディーを選択したい。
状況。だが。

【状況から】

出ている症状の全体像に合わせたレメディーを選択。

帰省先で、滞在期間にも限りがあることから、
上記本来の対応をしている時間の余裕があるかどうか
不確かだったため。

【結論としては】

翌日には解熱し、その翌日には全快。
だったものの。

キキちゃんがもっと楽に症状を経過できた可能性が。
そこで、よくなられたというご報告をいただいた際、
こんなお話をしました。

【レメディー選択は観察された事実に基づいて】

急な困った症状が生じた際は、
慌てずに観察を。

観察内容は、

・どこが
・どんな感じにつらくて
・どうすると楽になり、
・どうするとつらくなるのか

この観察はこれまでも今回もとてもよくできていました
めいちゃんはいつもよくできています)。

そこで、次にこのような状態があったときは
以下の点に挑戦してみてね。

・事故・怪我と
 何かの出来事から急に気持ちがつらくなった場合以外は、
 レメディー選択を慌てない。

・レメディー選択は、症状が出揃ってから
 (基調、感覚、部位の観察が揃ってから。
 
・レメディー選択は、観察された事実に基づいて。
 観察した症状と、よく似た説明が書いてある
 レメディーを選ぶ。

【雑談より判明したこと】

インフルエンザにかかったという話を聞くことがあり、
流行中
と理解していた。
キキちゃんがぞくぞくして熱が上がってきたため、

・ゾクゾクして
・熱のある
・インフルエンザ

のレメディーを選んだ。
ということだったよう。

【上記雑談から】

めいの日記
インフルエンザでホメオパシー より

~レメディーを選ぶ時~
いわゆる【インフルエンザのレメディー】とか、【溶連菌のレメディー】というような情報を一度少しだけ脇に置いた方が
観察に変な憶測や仮説が混じらないかもしれません。
ついあれこれレメディーに手を出しちゃうし^^;
これは私だけじゃないかもだから、ちょっと書いておきますね。

 ・
 ・
 ・

うん、そうそう。
観察の際は、憶測や仮説に注意、でしたね。
彼女はいつも、理解が速く、深いのです。

【ホメオパシーの基本は?】

(おさらい)

体の感覚や機能が
健康ではない状態になったとき、
その様子を観察し、

観察された症状と
同じ症状を引き起こす能力を持つレメディーを探し、
用いる。

【観察の仕方は?】

(おさらい)

・どこが
・どんなふうになって/どんな感じがして
・それはどうすると楽になり
・どうするとつらくなるのか

を基本に、
分かるようであれば、

・いつから始まり
・それが始まってから、
 普段と違う様子としてどんなものがあるか

を、
「事実に基づいて
 (実際にあることを実際にあった通りに)」
観察する。

【レメディー選びの基本は?】

(おさらい)

「事実に基づいて
 (実際にあることを実際にあった通りに)」行った
観察に基づき、

その観察と
一番似ている説明が書いてあるレメディーを
マテリアメディカから探します。

マテリアメディカを読み慣れていない場合は、
レパートリーを使って、
レメディーの候補を絞り込み、

各レメディーのマテリアメディカを読み比べて、
一番似ている症状が書かれているレメディーを選びます。

【症状観察はできていたから】

それでは、キキちゃんの実際の症状は?

・背中が
・ゾクゾク寒く
・コタツから動けない

・胃の辺りが気持ちが悪いと
・横になることから始まっていて

 ・
 ・
 ・

2.の報告の時点で候補となるレメディーは、
ナックスボミカ、アーセニカム、など。
胃の辺りの気持ち悪さが始まる前の、

・食事
・行動
・感情
・天気
・環境

などがわかると、
もっとレメディーを絞り込むことが出来ます。

「インフルエンザ」が流行っているという情報や、
キキちゃんがインフルエンザかもしれないという仮説ではなく、
彼女自身が観察した事実に基づいていたら、
彼女の経験と知識なら、
選べたレメディーだったのではないかと思います。

観察した通りに選択するだけで
レメディー使用後の経過はもっともっと楽になります。
お試しくださいね☆

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ティアラ
日本ホメオパシーセンター渋谷笹塚交差点
https://tia-ra.jp/

急性レメディーの選択技法☆レメディーヒットの土台2” に対して2件のコメントがあります。

  1. めい より:

    お忙しい中、このやり取りをブログに出してもらいたい~!ってリクエストまで叶えて頂きありがとうございます(*^^*)
    ☆レメディー選択は、症状が出揃ってから(基調、感覚、部位の観察が揃ってから)
    ~~肝に銘じます( ̄^ ̄)ゞ
    早く対応しようって焦ると余計なプルービングが^^;
    ゾクゾクするって言葉だけでついGels.とってしまいましたが、インジャパンのイラストのイメージや一つの単語だけでなく、マテリアメディカきちんと読まないとですね。
    出会ったばかりの頃、暗記より選ぶための技術を学んでねって言われましたね、そういえば。
    これからもご指導お願い致します♪

  2. いえいえいえいえ・・・。
    この度は帰省中だったのに、大変でしたね。
    次に同様のことがあってももう大丈夫だと思います。
    というのは、症状の観察はちゃんとできていたから
    (一般には、観察の方が難しいようだから)。
    揃った観察と、似た症状のかかれているレメディーを
    選ぶだけなので、観察ができる人にはそんなに難しく
    ないはずです。
    でも、事故や怪我の時は「(症状/状況)のレメディー」で
    すぐに使ってください。症状を引き起こしたきっかけの
    同種のレメディーを素早く頻繁に使うことで、後遺症の
    可能性を告げられた大事故から、後遺症なくよくなられ
    た方もいらっしゃいます(主治医の先生驚いていたって)。
    事故や怪我はいつ起こるかわからないので、それらの
    レメディーは暗記してしまってくださいね。

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