プルービング?スルー?☆合わないレメディーで起こること☆レメディーヒットの土台3

事故、怪我、気持ちの乱れのレメディーは
「(怪我)のレメディー」
「(気持ちの乱れ)のレメディー」と
平時に暗記し、発生時は迅速に使って!

事故、怪我、気持ちの乱れ
「以外の急なつらい症状」には、
「(症状)のレメディー」と覚えず、
観察した症状に沿って合うレメディーを選んで!
観察が出そろうまで慌てずに!

と伝えるのは、みなさんに、安心できる、穏やかなホメオパシーライフを送っていただきたいから。

ティアラ 日本ホメオパシーセンター渋谷笹塚交差点、ホメオパスの佐々木美紀です♪

こじらせたセルフケアや健康相談のご依頼を承ることがあるのですが(しかも結構な頻度で(汗、よくお話を伺い精査すると、いずれも「(症状)のレメディーはこれ」といった「暗記によるレメディー選択」から生じているようでした。

そのレメディーの覚え方では、ご自身や大切な方の心身を不調に導く可能性があるため、ティアラでは開設以来、「(症状)のレメディー」という暗記ではなく、観察した症状に沿って「合うレメディーを選ぶ技術を身に付けよう」と提案しています。

【合うレメディーって?】

・困っている症状とよく似た症状を、健康な人に生み出すことのできるレメディーのこと。

【合わないレメディーって?】

・困っている症状とよく似た症状を、健康な人に生み出すことのできないレメディーのこと。

【合わないレメディーを摂るとどうなるの?】

・そのレメディーが持つ症状が一時的に現れることがある。
 ⇒生じた症状が、過去に未経験なものの場合、摂ったレメディーの作用が終わると、その症状も消える。

合わないレメディーを摂って一時的に見たことのない症状が出ても、レメディーの作用が終わればその症状は消えるのですが、

キキちゃんのように、生じた症状がちょっとつらめのこともあったりするので、レメディーは合っているに越したことはありません(言わずもがな。
急性レメディーの選択技法☆レメディーヒットの土台2

「え、待って待って? 合わないレメディーをとっても 素通りするだけなのでは?」
「素通りなら、そんなに慎重にならなくてもいいのでは?」

そんな風に思われる方もいらっしゃるかな。
ご一緒に、基礎をおさらいしましょう。

【そもそも、レメディーとは?】

・人間の健康状態を変えて、特有の症状を無条件に引き起こせるエネルギーを持つもののこと。

【プルービングとは?】

・健康な人が、あるレメディーを摂った後に生じた、健康状態の変化を観察すること。
・レメディーの純粋で特有な作用を調べるために行う。

【佐々木のプルービング経験】

ホメオパシー学生時代、マテリアメディカ学習のため、片っ端からレメディーを摂っていた私は、色々なレメディーで特有の症状を経験しました。

例えば。キュープロムアーセニカムというティシューソルトやルータというマザーチンクチャーをきっかけに、半日、トイレに籠る事態に(びっくりしたー!(笑) 普段、胃腸の症状のない私なので、それぞれの症状をしっかり経験出来ました。

また、オピウムというレメディーでは、風邪の徴候が全くなかったにも関わらず、40度を超える熱も経験出来ました。

上記はほんの一例。エイピス、ベラドーナ、ジェルセミウム、ソーファー・・・他様々なレメディーを平時に摂り、各レメディーに特有な症状を経験しています。

いずれの際も、レメディーの作用が終われば消えるので、レメディーを休止し、「おわー、出たー(-“-)」って経過を待てばいいだけなのですが。ホメオパシー学生ならともかく、ユーザーのみなさんには勧めないかな(そこそこしんどいから)。

【プルービング?スルー?どっちが本当?】

・レメディーは、健康状態を変え、特有の症状を無条件に引き起こす力を持ちます。
・それゆえ、健康な人があるレメディーを摂ると、その特有の症状が一時的に生じます。
・つまり、合わないレメディーを摂ると、その特有の症状を生じる人がいます。
・一方で、合わないレメディーを摂っても、何も起こらない人がいます。
・合わないレメディーで、そのレメディー持つ症状が出る、出ない。どちらも実際に起こっていること=事実。
・プルービングとスルー、どちらも本当です。

【なぜそんな真逆にも見える事態が起きるの???】

閾値の個人差によって
(私の観察ではおそらく。

【閾値とは】

・感覚や反応や興奮を起こさせるのに必要な、最小刺激量。
 (生理学・心理学用語です)。

閾値を、身近な言い方にするなら、刺激への感受性とでもしたらいいかな。

レメディーへの反応として症状を生じるために必要な刺激量(閾値)が人により異なり、小さい刺激で、反応を起こせる人がいる一方で、沢山の刺激があってやっと反応が起こせる人もいるという個人差のため、一見矛盾する事象のどちらもが、事実として並存できるのだろうとみています。

小さい刺激で反応が起こせる人なら、合わないレメディーを摂ったとき、そのレメディー特有の症状を生じることが出来ます。

沢山の刺激がなければ反応を起こせない人は、合わないレメディーをとっても、反応が起こせるだけの刺激量に至るまでは何も起こらないでしょう。

であるなら?

穏やかなホメオパシーセルフケアのために、私達はどのようにしたらよいでしょうか?

【穏やかなセルフケアのために】

・ご自身や、これからレメディーを使おうとしている人が、刺激への感受性が高いのか/それほどでもないのか、日常的な観察から知っておいてください。

・感受性が高い方は、プルービングを防ぐため、合うレメディーの選択を心掛けてください。合うレメディーとは、観察された症状と、似た症状を引き起こす力を持つレメディーのこと。「(症状)のレメディー」と暗記した中から精査せず用いると、プルービングのリスクがあります。

・感受性がそれほどでもない方は、「(症状)のレメディー」といった探し方で、合わないレメディーを用いたとしても、特に何も起こらない(良くも悪くもならない)と思います。あまり心配しすぎず使ってみてください。

 ・
 ・
 ・

ど、どうやって???
どうやって自分や家族の感受性の特徴を知ったらいいの???(;゚Д゚)

 ・
 ・
 ・

で、ですよねー(-“-)

ご自分の感受性の特徴を認識すること自体、難しい方が多いのではないかと思います(不可能ではないんですけどね)。

ですから、

【情報の暗記ではなく技術を身に付けよう】

・レメディーを使う方がどんな感受性だとしても、問題を生じさせない「合うレメディーを選ぶ」という戦略をとってください。

・そのためには、困っている症状を観察し、観察された症状と似た症状が書かれているレメディーを選択します。これは、レメディー選択の最も基本的な技術です。

・この基本技術でレメディーを探した場合、合うレメディーは「(症状)のレメディー」という一見とっつきやすい紹介の中には、見つけられないことがあります。

・「(症状)のレメディー」という覚え方で、合わないレメディーを用いた場合、レメディーを摂った人の感受性によっては、さらなる不調に導く可能性があります。

・「(症状)のレメディー」という覚え方は、レメディーを使ってみる際の敷居が低い一方で、リスクも高いということです。

レメディー選択の基本的技術は、

・少し難しいかもしれない。
・なかなかできるようにならないかもしれない。
・練習と辛抱が必要かもしれない。

でも、練習をすればできるようになりますから、リスクのある覚え方ではなく、汎用性の高い技術を身に付けられてくださいね(レメディーを飲む方への深い思いやりに基づいて)。

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ティアラ
日本ホメオパシーセンター渋谷笹塚交差点
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