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Case of symptoms after COVID-19 vaccination

新型コロナワクチン接種後に生じた不調のケース


Chief complaint

主訴

40代、女性。2021年3月中旬、職域接種で新型コロナワクチンを接種。以来、寝ても寝ても疲れが抜けなくなった。患者様の前でも寝落ちしそうになり困っている。他に、頭痛、咽頭痛が頻回にあり、終日蕁麻疹(じんましん)が出るようになった。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)後廃用症候群の患者様を受け入れる病院に勤務。ワクチン接種は任意と知っていたが、職員の9割以上が受けるため断りづらかった。感染の可能性は少ないとはいえ「護身用に打つことを決めた」。接種翌日は、8割の職員が体調不良に。発熱、頭痛が多い。以後、自分と同様の症状を訴える職員もちらほらいる。職員間では「ワクチン接種の影響?」と噂しているが、もちろん因果関係は誰もわからない。

ご依頼時の自覚症状

 疲労 寝ても寝ても疲れが抜けない。患者様と話していて意識が飛ぶほど眠く、寝落ちしそうになる。
 ブレインフォグ 頭全体がもやもやする。考えたり話したり、患者様に臨床するレベルでない状態が続いている。
 頭痛 左額内部に、めきめき、ズキズキする、仕事ができないほどの痛みが頻回にある。首を動かすと生じやすく、天気が下り坂の時期に多い。時間帯はまちまちで、職場でも自宅でも起こる。
 咽頭痛 ヒリヒリ擦りむいたような痛みが頻回にある。15時以降は痛みで声が出しづらい。話したくないほどの痛みだが、終日患者様と話す職種なのでやむを得ず、喉に負担をかけないような小声で話している。
 蕁麻疹 左右対称にぽつぽつ、常に出ている。朝昼食が少なく、空腹状態で摂る夕食の3~4時間後に増える印象がある。ピーク時は、赤く盛り上がったしこりとなり、少し熱を持っているような「ここに集団で何かがいる」感覚がある。

 


Used Remedies

使用レメディー

Carb-an. Chin. Med. Nux-v.

Reason for selection

選択理由

下記視点に基づいてレメディーを選択、それぞれ適切なポーテンシーで使用。

  • 急なつらい症状に合うもの
  • 使用された医薬品歴に合うもの
  • 疲労感他、ご本人様とご家族様に共通する症状傾向に合うもの
  • レメディーへの反応をサポートするもの

 


Report from client

お客様のご報告から

 初回後 咽頭痛が消え、頭痛の頻度が減った。倒れこみそうな眠気が毎日ある。蕁麻疹は終日出ているが、個数が減った。例年の汗疹が出始めた。人手不足で、仕事がさらに忙しくなった。転職を検討している。
 2回目後 頭痛が消えた。意識が飛ぶほどの眠気・疲労感は減り、全体的に落ち着いている。蕁麻疹は出ているが、ひどくないので気にならない。毎夏、ユニフォームを毎日洗わないとぐしょぐしょなほど大量に汗をかく。エアコンがついている部屋でも汗が止まらない。首や肘窩に汗疹が出ているが、他部位はつるつる丈夫な皮膚で、例年より肌の状態がいい。手甲のしみが薄くなった。以前は手が黒ひょうのように黒かったが、今はほぼ白い。仕事は忙しいが、それほどしんどさを感じなくなった。以前は寝付きにくかったが、現在はほぼ毎日、すっと眠れるようになった。転職に向け動いている。

 


Consideration

考察

新型コロナワクチン接種後に生じた、生活に支障を来たす症状により来談。急性症状の特徴である明確な症状描写に基づき、正確なレメディー選択を心掛けた。結果、お困りの症状が消えたのみならず、例年お困りの汗疹や皮膚のしみといった慢性症状も変化した。急なつらい症状に加え、心身の反応力やかかりやすい症状傾向など、多角的な視点で合うレメディーを提案する健康相談ならではの結果と思われる。幼少期からお持ちの残る症状に対して、引き続き、同方針で対応している。

新型コロナワクチン接種者増加につれ、新型コロナウイルスへのかかりにくさ、重症化しにくさなど、ワクチンにまつわる様々な統計値が報じられた。いずれも100%ではない。100%でないものを選ぶことは、期待するメリットが得られる保証はないことを意味する。つまり、望まないデメリットが生じる可能性があるということ。どのデメリットはやむを得ないと受容でき、どのデメリットは受容できないのか。その線引きは、年齢、性別、生活環境、健康状態で結論が異なるだろう。

「新型コロナワクチン接種は『任意』である」とは、接種する・しないを「自分で決めてよい」ということ。「任意」を掲げながら不本意な選択を迫られたり誘導されることがないよう「個人の選択の自由が保証され続ける」ことを心から願う。


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ホメオパシー健康相談は、お一人お一人の症状に沿って、症状全体に合うレメディーをお探しするものです。そのため、同じ病名の方に、同じレメディーを用いるとは限りません。上記レメディーを使用して生じたことがらに対する責任は負いかねます。ホメオパシーセルフケアの範囲を超える症状は、ご自身で対応せず、ホメオパスにご相談ください。