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About ovarian swelling

卵巣の腫れとは

卵巣は子宮の両側にある親指大の器官。女性ホルモンを分泌し排卵に関わる臓器で、中に卵子の元となる原始卵胞という細胞を持つ。卵巣の腫れは、ホルモンの影響、腫瘍、炎症などにより生じ、治療不要なものから早急な切除が必要なものまで種類も多い。卵巣は腹部の奥にあるため、異変があっても自覚症状が表れにくく、検診をきっかけに見つかることが多い。


Case of ovarian swelling

卵巣の腫れのケース


Chief complaint

主訴

40代、女性。検診で左卵巣の腫れ(6cm×5cm)が見つかる。初診時に「診断名は多分卵巣嚢腫かなにか」「経過を観察し、腫れが6センチを超えると、MRIで内容物を確認後、手術となることが多い」と説明を受けた。そうした選択の前に「ホメオパシーでできるだけの対応をしてみたい」とのご希望でご来談。

主訴の経過

 年月 症状詳細
 2016年6月 それまでなかった腰痛が急に出た。腰が重だるい感じ。畑仕事の直後だったため、それと結びつけ、作業で痛めたことによる痛みと考え、月経痛とは考えなかった。以来、それまでより月経痛が若干重くなる。経血量、流出期間は変化がない。周期は少し短くなり乱れている。月経痛は薬を飲まないといけないほどではないが、お腹や腰がだるいため、横になる必要が生じている。
 2016年夏 腰の痛みがピークに。骨が痛いように感じる。柔道整復師のケアを受けたがあまりよくならない。寝返りを打っても痛いし、腰をかがめても痛いし、ちょっとした動きでも痛い。
 2016年9月 相変わらず痛いので、整形外科へ。レントゲンを撮ったが骨に異常なし。
 2017年2月 検診で左卵巣の腫れ(6cm×5cm)が見つかる。卵巣嚢腫の疑い。

 

ご依頼時の自覚症状

 腰痛 2016.6以来腰痛。それまでなかったが急に出た
 月経痛 腰痛が出た頃から、以前より月経痛が若干重くなった
 月経周期 昨年来、25~31日など月経周期が短く、乱れるようになった。以前は30日程度で一定。

 


Used Remedies

使用レメディー

Calc. Carb-an. Hyper. Med. Thuj. Zinc. 他

Reason for selection

選択理由

医師の診察・検査を受けていただきながら、下記視点に基づいてレメディーを選択、それぞれ適切なポーテンシーで使用。

  • 臓器のサポート
  • 治療歴に合うもの
  • お持ちの症状全体に合うもの
  • 卵巣の腫れ他、ご本人様とご家族様に共通する症状傾向に合うもの
  • 各レメディーへの反応をサポートするもの
  • 経過中に生じた症状に合うもの
    (ホメオパシーによる経過が順調な時、主訴の改善とともに、かつての症状が再び現れると、経験的に知られている)

 


Result

結果/卵巣のサイズ

   年月  左(cm) 右(cm)  
 ご依頼前  2017.2  6×5  なし  
 初回後  2017.3  なし  4×3  
 2回目後  2017.5  不明  不明  検診前
 3回目後  2017.6  なし  なし  

 


Report from client

お客様のご報告から

 3回目後 左右ともに卵巣の腫れ消失。「もう心配はいらない」「なかなか珍しいケース」と医師から言われた。
 
Subject: 卵巣元の大きさになりました!

みきさん

お世話になっております、***です。
先ほど婦人科で、卵巣の大きさチェックが終わりました。
大変嬉しいことに、前回少し腫れてた右卵巣も元に戻り、初回腫れて前回元に戻った左卵巣もそのまま通常の
状態でした!!!!!
もう、心配いらないので次は一年後で大丈夫とのことでした。なかなか、珍しいケースだそうです。

みきさん、本当にありがとうございます。
嬉しくてほっとして、今カフェで1人で祝っております、ハーブティーで。

これからも、よろしくお願いします。

 


Consideration

考察

「症状が激しく表れやすい」という傾向が、ご自身やご家族に共通して見られた。自然科学を専門とするご職業柄、平時は観察が上手な方であるが、上記傾向は心の動きにも表れ、日常の出来事から冷静さを失いやすい様子が見られた。そのため、ご不安な状況下も落ち着いて心身を観察していただけるよう、穏やかに話を伺い、丁寧な対応を心掛けた。開始後5週で、主訴の左卵巣の腫れが消失したものの右卵巣が腫れた際にはご心配だったかと思われるが、心理学・精神医学に基づく「心の整理」に自主的に取り組まれ、引き続き落ち着いて心身の観察を積み重ねられた。適切なレメディー選択は、事実に沿った心身の観察に基づく。結果、右卵巣の腫れも18週目には消失するというスムーズな経過を得た。主訴改善後は、子どものころからお持ちの他の症状に対して健康相談を続けながら、「心の整理」にも取り組まれ、「自分は、変えられないものを多く望み、妄想で心の中がいっぱいだった。変えられないものや妄想は叶うことがない。そのために心が苦しかったのだとわかった」とご自身の心の傾向に気付かれた。以来「気持ちの整理が速くなり、日常生活が楽になった」というご報告をいただいている。


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ホメオパシー健康相談は、お一人お一人の症状に沿って、症状全体に合うレメディーをお探しするものです。そのため、同じ病名の方に、同じレメディーを用いるとは限りません。上記レメディーを使用して生じたことがらに対する責任は負いかねます。ホメオパシーセルフケアの範囲を超える症状は、ご自身で対応せず、ホメオパスにご相談ください。